あおいさんの部屋

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総合福祉法骨格提言の整理(その3)
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    水シャワーに首ったけ。又村です。

    このところ寝つきを良くするために水シャワーを浴びているのですが、効果てきめん。何せ熱帯夜の暑さが心地好いんですから(笑)扇風機かけると寒い(爆)


    ・・という、健康面からは明らかにおかしいネタはさておき、今日も総合福祉法骨格提言の内容を取り上げたいと思います。

    【骨格提言の全体はこちらから】
    http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/index.html
     
    ※ 画面の上から4番目のリンク・「設置根拠・構成員名簿」のすぐ上に「障害者総合福祉法の骨格に関する総合福祉部会の提言[1,973KB] 」があります

    今回は「障害の範囲」とその確認方法です。

    【障害の範囲】
    現在の自立支援法では、障害福祉サービスの対象となる障がいは「身体」「知的」「精神」の各障がい(発達障がいと高次脳機能障がいは精神に含む)となっています。このうち、発達障がいと高次脳機能障がいについては手帳の有無は問いませんが、特に身体障がいと知的障がいについては、原則として手帳を持っていることが前提です。そのため、難病の人は制度対象から外れています。
    これに対し、総合福祉法では「障害者総合福祉法が対象とする障害者(障害児を含む)は、障害者基本法第二条第一項に規定する障害者」を指すとしています。具体的には、以前のエントリでも整理したとおり【身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の機能の障害(以下「障害」と総称する。)がある者であつて、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるもの】を指します。
    これに加えて、総合福祉法では「慢性疾患に伴う機能障害を含む」としています。したがって、

    ・身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の機能の障害、または慢性疾患に伴う機能障害がある
    ・障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にある

    の2つを満たす場合にサービス利用対象となりうる、ということになります。


    【障害の確認方法】
    となると、仮に総合福祉法となった場合は「手帳があるかないかは関係ない」ということになりますので、従来のように手帳の有無をベースとした障がいの確認方法は取れないことになります。
    そこで、今回の骨格提言では「市町村は、「心身の機能の障害」があることを示す証明書によって法律の対象となる障害者であるか否かの確認を行う。証明書は、障害者手帳、医師の診断書、もしくは意見書、その他、障害特性に関して専門的な知識を有する専門職の意見書を含むものとする」と整理しています。
    このうち、医師の診断書(あるいは意見書)については現在も制度利用の際に活用されている書類ですが、「その他、障害特性に関して専門的な知識を有する専門職の意見書」はこれまでにない障がいの確認方法であるといえます。骨格提言では「「機能障害」の存在を判断する者を医師のみとせず、その他障害特性に関して専門的な知識を有する専門職の意見書でもよいとする」としていますが、「その他障害特性に関して専門的な知識を有する専門職」がどのような職種を指し、その専門職が作成する意見書の様式や内容などがどのようになるのか・・については全く触れられていません。これについては今後の展開を待ちたいと思います。
    また、障がいの確認方法が手帳ベースではなくなることで、同じ福祉サービスを利用する人でも手帳の有無が分かれるケースが増加するものと思われます。そうなると、手帳を取得することで活用できる各種制度(運賃の割引や税金の軽減など)のあり方についても議論が出てくるかも知れません。


    では、今回はこれくらいに・・

    | 又村 あおい | - | 23:35 | comments(2) | trackbacks(1)
    美しい瞳の又村さんに首ったけ。あきたです。

    障害の確認方法について、医師の診断書は当然だと思います。しかし、「機能障害」の判断者に関して「その他障害特性に関して専門的な知識を有する専門職」は関心興味の的です。たとえば、臨床心理士、保育士、特別支援の教員、保健師、社会福祉士など、どこまで広げるのでしょう?
    手帳にかかわる各種制度も、喧々諤々となることでしょう。
    難しい法律を分かりやすく解説してくれる又村さんのブログで学ばせていただきたいと思います。
    | あきた | 2011/09/21 1:15 PM |

    あきた様、コメントありがとうございました!また、先日は研修会お疲れさまでした。ええっと、又村は目とか濁りきってるんですけど(笑)

    さて、「障がいの確認方法」は、今回の骨格提言では方向性しか示されておらず、今後法制化する際に大きな課題となりそうです。(他にも課題となりそうな部分は多々あるのですが・・)
    これからも総合福祉法関連の記事は続きますので、またコメントくださいね。
    | あおいさん | 2011/09/23 12:27 AM |










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    | 発達障害の子育て教育体験記 | 2011/09/20 8:38 PM |
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