あおいさんの部屋

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11月11日開催・障害保健福祉主管課長会議情報(その5)
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    地味に続けてます。又村です。

    以前はたびたびネタにしていた女子力アップですが、決して止めたわけではなく、地味に続けてます(笑)最近は、お塩を岩塩中心にしてみました。

    ・・という、ダメじゃないけどそれじゃない感が半端ないネタはさておき、今日も、11月11日開催の厚生労働省「障害保健福祉関係主管課長会議」で気になった点を取り上げていきたいと思います。

    【HPはこちらから】
    http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/kaigi_shiryou/
    ※ 11月11日が「障害保健福祉関係主管課長会議」

    【議題一覧】
    1 平成26年度概算要求について
    2 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)の平成 26 年度施行について
    3 幼児教育無償化に係る障害児通所支援の利用者負担について
    4 発達障害児(者)支援について
    5 計画相談支援の推進について
    6 障害者の就労支援の推進等について
    7 障害福祉サービスの対象となる難病等について
    8 身体障害者手帳等について
    9 障害年金の請求について
    10 第4期障害福祉計画に向けたスケジュールについて
    11 改正精神保健福祉法の施行について

    今日は、「8 身体障害者手帳等について」を見ていきます。


    まず、身体障害者手帳については、心臓機能障害(ペースメーカーなどを埋め込んでいる人)と、肢体不自由(人工関節などを入れている人)の障害認定ルールが変更されることになりました。

    心臓機能障害(ペースメーカーなどを埋め込んでいる人)は、現在のところ「ペースメーカーを埋め込んだ時点で自動的に身体障害1級(最重度の認定)」というルールになっていますが、これはペースメーカーがなければ心臓機能に重大な障がいが生じる(生じるどころか心臓が止まる)ということと、以前の医療技術ではペースメーカーを入れているとしても、日常生活が相当に制限される状況が続くことが理由と思われます。

    また、人工関節については、股関節・膝関節の場合は自動的に4級、足関節の場合は自動的に5級の認定になるルールとなっています。(関節単位で認定するので、たとえば股関節と膝関節の両方に人工関節が入っている場合には、4級+4級で等級が合算され、3級となります)これについても、基本的な考え方はペースメーカーと同じです。

    しかし、近年の医療技術の進歩により、ペースメーカーや人工関節を入れていても、日常生活や社会生活には大きな制限がないケースも増えてきました。
    そうなると、平成23年に改正された「障害者基本法」の考え方と照らしても、障害認定の見直しが必要になってきます。


    【参考:障害者基本法】
    (定義)
    第二条
    この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
    一 障害者
    身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の機能の障害(以下「障害」と総称する。)がある者であつて、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるものをいう。


    つまり、新しい障害者基本法の考え方では、障害者の定義として

    ・何らかの心身の機能の障害があること
    ・障害及び社会的障壁(社会の側のバリア)によって継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあること

    の2点を満たすことが求められることとなります。

    となると、ペースメーカーや人工関節を入れていても、日常生活や社会生活には大きな制限がないケースについては、やはり障害認定の考え方を改める必要が出てくる・・というわけです。(それだけが理由ではないと思いますが)


    今回の見直しでは、概ね次のとおり取扱いが変更される見込みです。

    (ペースメーカー)
    心臓機能を維持するためのペースメーカなどへの依存度や、日常生活活動の制限の程度を勘案して1級、3級又は4級の認定を行う。
    日常生活への制限については、「メッツ」という、身体能力(運動強度)を表す単位で判定する。
    一定期間(3年)以内に再認定を行うことを原則とする。
    先天性疾患によりペースメーカーなど装着した場合や、人工弁移植・弁置換については、従来どおり1級とする。

    (人工関節)
    人工関節へ置き換える手術を行った後の関節可動域などに着目して評価する。
    股関節、膝関節については、4級、5級、7級、非該当のいずれかで認定する。
    足関節については、5級、6級、7級、非該当のいずれかで認定する。

    なお、制度の変更は平成26年4月、つまり来月からとなっています。

    確かに、医療技術が進歩して日常生活への制限が少なくなってきたとすれば、障害者基本法の考え方も踏まえて障害者認定を見直すことはありうると思われます。中には、今回のように障害者認定が従来よりも限定的になることもあるでしょう。

    一方で、障害者基本法の考え方を踏まえるならば、「従来は障害者認定されなかったけれど、障害者基本法の考え方などを踏まえると新たに障害者認定されるかも知れない」ケースも出てくると思われます。現在の基準では「知的障害」とならない「IQ75」程度の軽度知的障がいの人や、いわゆる発達障がいの人などが当てはまるでしょう。
    今のところ、療育手帳や精神保健福祉手帳の認定見直しについては特に動きがないようですが、今後の展開を注視したいところです。

    では、今回はこれくらいに。次回は(一部は課長会議の資料を飛び越えながら)「10 第4期障害福祉計画に向けたスケジュールについて」を取り上げたいと思います。
    | 又村 あおい | - | 23:01 | comments(0) | trackbacks(0)









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